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数学史、整数論、数学オリンピック、未解決問題・・・をわかりやすく証明を通して解説していきます。

フェルマーの最終定理 n=3の証明

ちょっと、この辺りで数学オリンピックは小休止しましょう・・・


こう、数学関連のブログを書いていると、なぜか「フェルマーの定理」を捜し求めてる人が多いんですかね?

アクセス解析でのキーワードでは、「フェルマー」が非常に多いんです・・・

以前に記事を書いたからでしょうか・・・


そんなに、気になる人が多いならば、また書きたいと思います。

以前に、n=4の時の証明を書きましたが、今回n=3の証明です。

(n=4の時の証明はこちら

では、問題

09041901.jpg


方針はn=4の時と同じで、奇数偶数と互いに素を使い続けます。

回答です。

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2009年04月19日 | 初等整数論 | トラックバック(0)件 | コメント(21)件



完全数をもとめる ~その2~

前回の記事で、完全数がいかに特殊な数なのかが分かったと思います。

08030801.jpg

この( )の中の「(2のn乗)-1」という数はメルセンヌ数と言われており、特に、この数が素数の時、メルセンヌ素数と呼ばれている。

偶数の完全数は、完全にメルセンヌ素数によって対応しているという事。

もちろんこのメルセンヌ数、nに自然数を入れていけば、無限にメルセンヌ数を作ることができる
しかし、残念ながら、メルセンヌ素数は無限にあるのかどうかは分かっていない

従って、完全数もまた、無限にあるのかわからないのです。


という事で、完全数の不思議な特性を一つ

08030802.jpg

例えば、N=6の時
約数は、1,2,3,6なので
08030803.jpg

N=28の時
約数は、1,2,4,7,14,28なので
08030804.jpg


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2008年03月07日 | 初等整数論 | トラックバック(1)件 | コメント(5)件



完全数をもとめる ~その1~

いまさらですが、完全数・・・

大体、このブログのような数学系サイトを見られる方にとって、最も有名な数の一つである完全数など今更だとはお思いでしょうが、もう少し突っ込んでみたいと思います。

完全数というのは「6(=1+2+3)」のように、その数自身以外の約数の和が、その数と等しい自然数の事で、6以外には、28、496、8128、・・・がある。


ピタゴラス学派は、初めの完全数が「6」なのは「神が6日間で世界を創造した」こと、次の完全数が 28 なのは「月の公転周期が28日である」ことと考えていた。
我々からすれば、いかにもとってつけたかのような考え方ではあるが、整数の性質についてほとんど知られなかった時代に、「万物は数である」と考えていたピタゴラスは、よほど完全数に神秘的な美しさを感じていたに違いない。


コンピューターの発達した現代でさえ、未だ完全数は44個しか見つかっておらず、全てが偶数である。
ある数が完全数なのかどうかを調べさせるのも、かなり苦労のいる作業なようです。

その44番目の完全数というのが
08030601.jpg
で、( )で括られている方の数の桁数で、980万8358桁だというのだから、時間もかかるというもうなづける。


そして、未だ「完全数は無限にあるのか?」「奇数の完全数はあるのか?」については未解決のままとなっている。


08030602.jpg


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2008年03月06日 | 初等整数論 | トラックバック(0)件 | コメント(0)件



10進法の奇妙さと約数判定

ブログのテンプレートを変えました。

変えたまではよかったんですが、backgroundを変更すれば巨大な空白ができるわ、margin、paddingを変更すればあちこちが歪むわ、アドセンスを挿入すれば背景がぐちゃぐちゃになるわ・・・

元々のテンプレートがカスタム使用になっていないからか、改造するとあちこちがずれる。
しかも、今まで使っていたテンプレートに合わせて、記事用画像を作っていたので、修正するのが大変でした。

HTMLやSSもやってみるとはまってしまうもんですね。

しかし、まぁ、HTML、SSの数字一つ変えるだけで、ぐちゃぐちゃにしてしまうパソコンの気持ちというのは、全くわかりません・・・



前回、年月日を求める公式を示したが、これも年月日がある周期性を持っているからこそである。

今回は、さらに十進法の不思議について書いてみたいと思う。

08030501.jpg

これは誰しもが経験上知っていると思う。

他に
08030502.jpg

これは
08030503.jpg
を分解すると
08030504.jpg
となる。

08030505.jpg
この場合も同様に
08030506.jpg
これを分配すると
08030507.jpg

なかなか、綺麗にまとまるものだと感心してしまう。

08030508.jpg
こういう変り種もあるので、是非どんなからくりがあるのか調べてもおもしろいと思う。



次に、「約数判定法」を示したいと思う。

例えば、「2で割り切れる」為には「下一桁が偶数」であればよいってやつである。
これも、(10のn乗)が織り成す美しさの一つである。


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2008年03月05日 | 初等整数論 | トラックバック(0)件 | コメント(0)件



年月日から曜日を計算

一週間が7日ということは、生活のリズムとして体で覚えている人が多いと思う。
そして、7日を基準に曜日が設定されている。

一ヶ月は31日、30日、29日、28日であったり、一年は365日、366日であったりするが、それも1年、4年といった周期で繰り返す。

現在のカレンダーは、紀元前46年以来用いられてきたものを修正した形で、1582年以降、世界各国で使用されているようです。

そのカレンダーの周期を用いて、年月日から曜日を計算する方法を紹介しようと思います。


まず、曜日を「7で割った余りw」として対応させる。
08030201.jpg

そして次に、12ヶ月も同様にmで対応させる。
08030202.jpg

実は、この数は1ヶ月の日数の「7で割った余り」が関係している。



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2008年03月03日 | 初等整数論 | トラックバック(0)件 | コメント(1)件



プロフィール

オイラー

Author:オイラー
・得意分野
 整数論、解析学、幾何学
 複素数、数列 etc
・苦手分野
 行列、群論

質問、相互リンク等連絡があれば、kick_back_endless_shock◎yahoo.co.jpまでお願いします。

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