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数学史、整数論、数学オリンピック、未解決問題・・・をわかりやすく証明を通して解説していきます。

2009年日本数学オリンピック予選問題 第五問

もう五問目まできたんですね。

今回は展開が早いですね~~

やはり、例年と比較して問題が簡単からなのでしょうか・・・

前回は、もっと解くの時間がかかっていたような気がします。


では第五問


09021501.jpg


あまり難しく考え過ぎずにいきましょう。

赤い玉6個、青い玉、黄色い玉が3個ずつなんだから、赤い玉6個がまず並んでいて、赤い玉と赤い玉の間に青と黄色の

玉を並べていくような感じを想像した方がわかりやすいと思います。

青い玉と黄色い玉は合計で6個なんだから、並べ方としては
09021502.jpg
の3通りしかない事がすぐにわかると思います。

この○の部分に青と黄色の玉を入れていけばいいわけだ。


まず、(1の場合)

隙間が5つあって、必ずこの5つの中に玉は入れないといけない。
そして、1つの隙間には青と黄色が1つずつ入っている。

青と黄色が両方入っている箇所は全部で5通り。
また、両方入っている箇所は「黄色、青」「青、黄色」と2通りの並べ方がある。

青か黄色のどちらかしか入ってない4箇所の並べ方は4C2=6通り

したがって、この場合の並べ方は5×2×6=60通り


(2の場合)

これは、すぐに出てきます。

6箇所の隙間に青か黄色の玉を入れればいいわけだから、6C3=20

よって、この場合の並べ方は20通り

(3の場合)と(2の場合)は全く同じなので、これも20通り


よって求めるべき答えは、100通り


中盤に差し掛かっているというのに、なかなか「オリンピックらしさ」のないような気がしますね。

まぁ、そろそろ難しくなってくるんでしょうけど・・・


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2009年02月15日 | 数学オリンピック予選 | トラックバック(0)件 | コメント(1)件



コメント
No title
今回のは、1~5までを全部解けたとしても、Cランクでしょう。

昨年は4~5点がBで、6点以上がAだから、ボーダーラインは、かなり高くなりそうですね。
2009/02/15(日) 23:45 | URL | のるむ #-[ 編集]
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