どもども~~
やっと、最終問題まできましたね
ホント、疲れてくるんですよね~~~
しかし、まぁ最終問題もサラッと終わらせちゃいましょう。
しかぁ~~~し、本選問題もあるではないですか!!!
な、な、なんと・・・
これも、いずれ挑戦しちゃいましょう。
では第12問目

この問題は、考えれば考える程、悩んでくる問題ですね。
問題文がややこしいんですよ・・・
数学オリンピックの予選問題は12問中、大体、一個か二個は問題文のややこしい問題がありますね??
要するに、わかりやすく言うと
「空間内にある10個の点の集合を平面で区切って、二つの集合に分ける方法はいくつありますか」
ってことですよ。
ちなみに、問題文は「半空間と部分集合の共通部分」なので、若干ニュアンスは違いますが・・・
イメージってことで・・・
まず、10個の点からなる多面体を想像します。
仮に10個の頂点を持つ多面体がこんな形していたとしましょう。

この図は、頂点の数10、辺の数24、面の数16です。
注意しましょう。
この多面体はどの4点も同一平面上にないんだから、多面体の面は全部三角形になりますよ。
では早速、解答していきましょう。
○共通部分が1個の場合
要するに、ある平面によって10個の点が9個と1個に分かれてしまう場合です。
図にするとこんな感じ

これは、頂点の数だけ分け方があるから、10通り。
ただ注意として、問題は「半空間と集合の共通部分」って所は頭の片隅においておきましょう。
○共通部分が2個の場合
さっきと同じように考えましょう。

これは、辺の数だけあるから、24通り。
ここからが非常に想像するのが難しい・・・
共通部分が3個の場合は同様に面の数になるから16通りといきたい所です。
このまま、「共通部分が4個の場合」を考えると鉛筆が止まります・・・
○共通部分が3個以上ある場合
・・・でくくるのが正解
10個の頂点のうち3点を通る平面を考えましょう

空間を平面で2つにわけて、どちらかを半空間と定義するんだから、半空間の数え方は10C3×2=240通り。
このままではいかんです・・・
この3点を通る240通りの平面のうち、多面体の面を2重に数えているわけです。
何と2重に数えているか??
問題が定義している「半空間」は面を含んでいませんね。
という事は、多面体の面で空間をわける際、半空間と集合Sの共通部分が0になる場合を、16通り多く数えている
わけですよ。
という事は、240-16=224通り
これは、共通部分が0個の時と10個の時を含んでいないことに注意してくださいよ!
後はこれに、半空間と集合Sの共通部分が0になる時と10になる時、それぞれ1つずつが考えられるので、求める
答えは10+24+224+2=260通り。
いやはや、なんとも後味の悪い12問目でしたね・・・
ちょっと休憩です・・・
(簡単に反例は見つかります。)
あと、共通部分が3個以上の場合の説明が分からないです。
(3頂点を含む平面に限ってる点や、共通部分が1個や2個の場合と重複する可能性を無視してる点など。)
答えは合っているのでオイラーさんの頭の中では正しく推論出来てるのかもしれませんが…??